2010年 ヨーロッパツアー報告
初めてのヨーロッパです。
目的は近い将来、この地でのCD製作のための下見。
とにかく、行ってみなければ何も分かりません。
小節「坂の上の雲」で、明治初期の日本人が気後れすることなく海外へと留学し、貴重な資料を日本へと持ちかえった勇気への憧憬もありました。
自分もまだまだ学習者でありたい、という思いです。
行先はチェコのプラハとオーストリアのウィーン。
まあ、予想しなかったトラブル。
盗難にあったり、パスポートの再発行にプラハの街を東奔西走。
また心の奥を痺れさせる演奏に触れたり、またチェコ人ジャズミュージシャンとの交流など。
美しいプラハの風景写真を満載してご報告いたします。
成田空港、12:30のフライト。 スカンジナビア航空を使用。 航路はロシアを横断して北欧、デンマークのコペンハーゲンへ。 眼下には限りなく続く殺伐としたシベリアの平原が見渡せます。 この不毛の膨大な地を持つ為政者は、何を考えたのでしょうか。 ショウスタコーヴィッチの交響曲を聴きながら、 極寒のシベリアに思いを馳せます。
2回目の機内食。 現地と日本は、時差が8時間。 こちらから飛ぶと、太陽を追い掛けて行く寸法になります。 しかしあまりに緯度が高いために、日が沈みます。 すでに昼なのか夜なのか判別しがたい状況となりました。
帰りは一日が16時間。 機内で日付が変わります。 無事に成田に着いたのですが、僕の名前が貼り出されていて 別の場所へ。 どうも荷物が間に合わなかったようで、まだドイツにあるそうです。 それも次の日に宅急便で自宅へ届けられたので解決。 しかし最後まで、色々とあった旅でした。 今回の旅が有意義だったかどうかは、これから次第に分かることだと思っています。 ひとつ言えることは、少なくとも何らかの部分は見識が広まったこと。 それから音に関するイメージが、ますます固定化して方向性が安定したこと。 非常に怖い思いもしたこと。(事情によりここでは公開できません。) 今後もこの方向で演奏を続けて行きます。 できれば、また近々行きたいですね、ヨーロッパ!!
成田空港、12:30のフライト。 スカンジナビア航空を使用。 航路はロシアを横断して北欧、デンマークのコペンハーゲンへ。 眼下には限りなく続く殺伐としたシベリアの平原が見渡せます。 この不毛の膨大な地を持つ為政者は、何を考えたのでしょうか。 ショウスタコーヴィッチの交響曲を聴きながら、 極寒のシベリアに思いを馳せます。